中国でGoogleを使う方法ってないの?
中国旅行って観光自体はとてもたのしいのですが、SNSをふくめほとんどのアプリが使えなくなるのでけっこう困る…
中国旅行中になにか検索したい!と思っても、中国ではGoogleを使えないんですね。
中国でGoogleを使えないときの解決策をいくつかまとめてみました!
中国でGoogleを使えない理由とは?
中国でGoogleを使えない理由は、「GFW(グレートファイアウォール)」というネット検閲システムが中国全土に広がっているからですね!
GFWとはインターネットの通信情報を検閲・監視するためのシステムでして、中国国内からのアクセスをブロックする機能もあります。
このGFWの規制対象にGoogleも入っていますので、中国ではGoogleを使えないわけです!
ちなみに中国で使えないのはGoogleだけでなく、つぎのようなサービスも規制の対象になります。
中国で使えない | 中国で使える | |
SNS | LINE X(Twitter) Messenger Telegram BeReal |
電話番号のSMS |
検索エンジン | Google Yahoo検索 |
Bing YANDEX NAVER goo |
メールサービス | Gmail | Yahooメール Outlook |
VOD | 中国国外のVOD YouTube |
– |
ニュースサイト | BBC | Yahoo |
ビジネスツール | Google Meet | ZOOM Teams Skype WebEx Slack Chatwork Trello |
クラウドサービス | Google Drive Dropbox |
One Drive |
生成AI | ChatGPT Claude Perplexity Gemini Grok |
– |
その他 | Amazon Wikipedia |
– |
ではなぜ中国ではここまでネット規制がきびしいのかというと、下記の理由があるからです。
- 中国政府にとって都合の悪い情報を規制するため
- 中国企業の保護・成長のため
政府が情報を規制すれば反政府的な思想をもつ人も少なくなりますので、デモやストライキの発生率をおさえられます。
情報を統制すれば国の方向性も決まりやすくなりますので、政治を進めやすくなるメリットもありますね!

また中国国外のサービスを受け入れるとユーザーが他国のサービスにながれてしまうので、中国企業が衰退してしまいます。
自国のサービスだけに規制しておけば、中国国内の企業同士で競争が生まれますので、中国企業の成長につながると政府は考えているみたいですね!
わたしたち観光客にとってはふだん使ってるGoogleなどのアプリを使えなくなるので、GFWはけっこう厄介な存在です。
日本のアプリがほとんど使えないのはGFWだけのせいじゃない!
くわしいことを言うと、中国で日本のアプリを使えないのはGFWのせいだけじゃないんですね。
そもそも日本のアプリには地域制限(ジオブロック)というものがかけられている場合がほとんどで、中国に限らず日本以外の国では使えなくなってることが多いです。
たとえば「TVer」や「U-NEXT」なんかは、中国以外の国でも使えませんね!
中国では日本のアプリをほとんど使えなくなってますが、そのすべてがGFWの影響ではないと知っておくといいですよ。
香港ならGoogleを使えるという事実!?
香港とマカオは中国本土とは法体系がちがいますので、「特別行政区」という地域に指定されています。
特別行政区ではGFWの影響はありませんので、中国でもGoogleを使えます!



実際に香港ではインターネットユーザー全体の90.1%がSNSを使っていて、下記の表を見てもいろんなSNSを使われていることがわかると思います!
450万人 | |
YouTube | 646万人 |
370万人 | |
TikTok | 69,000人 |
Facebookメッセンジャー | 195万人 |
320万人 | |
Snapchat | 307,500人 |
中国でGoogleを使えない時の解決策5コ!
基本的には中国でGoogleは使えないのですが、中国でもGoogleを使えるようにする方法はいくつかあるんです。
カンタンなものであれば5分くらい作業をすればGoogleを使えるようになりますし、Google以外のアプリも使えるようにできます!



VPNで日本のサーバーにつなげる【オススメ!】
「VPN」を使えば、中国からでもGoogleを使えます!
なぜVPNを使うとGoogleを使えるかというと、下記のような状況をつくれるからです!
- VPNで日本のサーバーに接続する
- 日本のIPアドレスで通信可能になる
- GFWや地域制限を回避できる
そもそもVPNとは「Virtual Private Network」の頭文字を取ったもので、日本語にすると「仮想専用通信網」という意味になります。
ふつうにスマホを使うとみんなの使う公衆回線をとおして通信しますので、セキュリティ性が低くハッキングの対象になりやすいです。
ただしVPNに接続すると「仮想専用通信網」という名前のとおり、専用の回線(トンネル)をとおして通信できますので、情報漏洩のリスクを減らせます!
また万が一通信を傍受されたとしても、通信データは暗号化されていますので、個人情報やクレジットカード情報が流出することはありません。
こんな感じでVPNはセキュリティ性を高めるためのものですので、一般的には企業が情報漏洩を防ぐために使ったり、フリーWiFiを使うときにセキュリティ性を高めるために使うことが多いですね!



VPNは世界中にサーバーを設置していて、もちろん日本にもサーバーを設置しています。
VPNで日本のサーバーと接続すれば、中国からのアクセスも日本のIPアドレス(回線)に偽装できますので、中国でもGoogleを使えるようになります!
ちなみに用意するものはスマホとクレジットカードだけでOKで、VPNとの契約も3~5分ほどで終わります!
わたしの紹介している方法であれば無料でVPNと契約できますので、お金がかかることもないですよ。
VPNをえらぶときは、下記のポイントに注目するのがおすすめ!
【VPNのえらび方】
- 中国での利用実績
- 通信速度
- 回線の安定性
- サーバーの設置場所
- サポート、プライバシーポリシー
なかでもおすすめなのが「ExpressVPN
ExpressVPN
中国での利用実績もありますので、中国でも問題なくGoogleを使えます!
なによりおすすめなのが、30日間の返金保証があること!
旅行で中国に来ている方であれば30日以上滞在することはないと思いますので、旅行中だけVPNを使って日本に帰国したら返金を受ける。
こうすれば料金を無料にできますので、VPNのなかでもExpressVPN
STEP①:VPNを用意する
それでは実際にVPNを使ってGoogleを使う方法を紹介していきますね!
①.ExpressVPNの公式サイト
②.「VPNを入手する」をタップします。
③.契約したいプランの購入ボタンをタップします。
もし1ヶ月以上中国に滞在する予定なら、長期のプランを使えばOKです。
④.「メールアドレス」と「クレジットカード情報」を入力して「すぐに購入する」をタップすれば、ExpressVPNの契約が終わりです!
STEP②:VPNで日本のサーバーとつなげる
①.ExpressVPNのアプリをダウンロード!
②.ExpressVPNのアプリを開いて「サインイン」をタップします。
③.「メールアドレス」と「パスワード」を入力して「サインイン」をタップします。
④.ロケーションをタップ
⑤.「すべてのロケーション」から「日本」を選択すれば、日本のサーバーとの接続が完了です!
STEP③:Googleを使う
日本のサーバーと接続できたら、Googleを使えるようになっているはずです!
Googleをひらいて気になっていることを検索してみてください!
香港のSIMカードに入れ替える
さっきもおつたえしましたが、中国のなかでも香港とマカオは特別行政区に指定されていますので、香港ならGoogleを使えるわけです。
なので香港から通信をできる香港SIMを使えば、中国にいてもGoogleを使えるようになります。



香港SIMは香港のコンビニや空港で買えますので、現地に着いてから調達するので問題なし!
もし前もって準備しておきたい場合にはAmazonでも売っていますので、日本にいるあいだに用意しておくのもおすすめです!
【香港SIMの使い方】
- 香港SIMを購入
- 中国にて香港SIMに入れ替え
- モバイルデータを有効化
ただ香港SIMを使うときは1つ注意点がありまして、SIMフリーのスマホじゃないと香港SIMを差せないことです。
SIMロックのかかったスマホだと香港SIMに入れ替えられないので、その点だけはお間違いなきよう!
中国旅行用のeSIMと契約する
中国のネット規制を回避できるeSIMもあります!
eSIMはネットから契約できてSIMカードの入れ替えも不要ですので、通常のSIMよりも回線の開通までの手間がすくないです。
eSIM対応のスマホであれば契約できますので、興味があれば使ってみてください!
VPN付きのWiFiを使う
VPN付きのWiFiでも中国からGoogleを使えるようになりますね。
海外旅行をする人はけっこう地域制限に悩むらしく、海外旅行用のWiFiにはVPNの機能が付いたものがあるんですね。
そのWiFiを使えば日本のサーバーにつなげられますので、中国にいてもGoogleを使えますよ!



やり方はさっき紹介したVPNを使った方法と同じでして、WiFiを使って日本のサーバーに接続するだけでOK!
日本のサーバーにつなげているあいだは、中国にいてもGoogleやらSNS系のアプリは使えるようになります。
ただすでに中国に来てしまっている人だと、これからVPN付きのWiFiを借りるのはちょっと難しいかも…
それにVPN付きのポケットWi-Fiはけっこう料金が高いので、コスパ的にもそれほど良くはないですね。
まだ下調べをしている最中とか、空港にいるよ!という人なら、VPN付きのWiFiをレンタルするのはアリですよ!!
ちなみにおすすめのVPN付きWi-Fiは「グローバルWiFi
グローバルWi-Fiは羽田や成田など主要な空港20箇所で受け取れますので、中国旅行に行く前にサクッとレンタルできます。
料金プランは下記のような感じでして、必要な容量をえらべるのもおすすめポイントですね!
3G (300MB/日) |
870円 |
3G (600MB/日) |
1,170円 |
4G (300MB/日) |
1,170円 |
4G (600MB/日) |
1,370円 |
4G (1.1GB) |
1,570円 |
4G (無制限) |
2,070円 |
5G (無制限) |
3,270円 |
申し込みはネットからできますので、気になる場合には公式サイトをチェックしてみてください!
海外ローミングを使う
コスパは悪いですが、現在契約しているキャリアの海外ローミングを使うのもありです!
海外ローミングは日本の通信会社を経由した通信になりますので、中国のGFWや地域制限の影響を受けずにGoogleなどのアプリを使えます。
またSIMカードの入れ替えも不要で、データローミングをONにするだけで回線が開通しますので、手間がかからないのもいいですね!
ただ海外ローミングは通信料金がとても高いので、なにも気にせずGoogleで検索したり動画を見たりしていると、日本に帰国してからとんでもない額の料金を請求される可能性があります。
この高額請求を防ぐために海外SIMなどがありますので、手間はかからないけどお金はかかるとイメージしておくとよいかと!
ちなみに海外への渡航が多く海外ローミングをよく使う方は「ahamo」への乗り換えがおすすめです!
ahamoは30GBを「2,970円/月」で使える格安SIMなのですが、海外旅行中の通信はこの30GBから消費されますので、海外ローミングの別途料金がかかりません。
もちろん日本の通信会社を経由していますので、中国でもGFWや地域制限の影響を受けずにGoogleなどのアプリを使えます!



スマホの買い替えやキャリアの乗り換えを考えている場合には、ahamoへの乗り換えがおすすめですよ!
中国でGoogleを使えない人向けのVPNの基礎知識
中国でGoogleを使う場合、はじめてVPNを使う方も多いと思います!
VPNに関する基礎知識をまとめておきますので、まだVPNを使ったことがない方やどのVPNを使えばいいのかわからない方はぜひ参考にしてみてください!
VPNのえらび方
VPNをえらぶときに注目すべきポイントは、下記の10コです!
- 中国での利用実績
- 通信速度
- 回線の安定性
- セキュリティ性能
- 使いやすさ
- サーバーの設置場所
- サポート、プライバシーポリシー
- 返金保証、トライアル
- 料金
- 利用者の口コミ
中国政府によって規制されているVPNも多いので、中国での利用実績はかならず確認しましょう!
ちなみに中国でのVPNの規制状況は頻繁に変わりますので、古い利用実績はあてにせず、最新の利用実績があるVPNをえらぶのがコツです!!



またVPNに接続した状態でGoogleを使いますので、通信速度も大切です!
それにVPNは情報漏洩やウイルスを防ぐためのものですので、セキュリティ性能もしっかり確認したほうがいいですね!
たとえばExpressVPNのようにデータログを保存しないVPNであれば、通信記録を悪用されるリスクはありませんのでプライバシー的にも安心です。
定期的にソフトウェアを更新しているVPNのほうがセキュリティリスクは低いので、アップデートの頻度が高いVPNも安心して使えますね!



返金保証や無料トライアルを用意しているVPNであれば、試験的にVPNを使うことも可能!
VPNえらびでは実際の利用者の口コミや意見も大切ですので、時間があればレビューの情報収集もしてみるのがおすすめです!
無料VPNと有料VPNのちがい
無料VPNと有料VPNのちがいとしては、こんな感じです!
無料VPN | 有料VPN | |
通信速度 | 遅い | 速い |
通信の安定性 | 不安定 | かなり安定 |
セキュリティ | 弱い | 強い |
情報漏洩のリスク | あり | なし |
データ容量制限 | あり | なし |
広告 | あり | なし |
サーバー数 | 少ない | 多い |
サポート | なし | あり |
料金 | 無料 | 有料 |



無料VPNの大きな特徴は、無料で利用できる点です!
ただ無料で利用できること以外は有料VPNに見劣りする項目がほとんどで、特にセキュリティの低さや情報漏洩のリスクは無視できません。
オーストラリアの研究によると無料VPNの84%で個人情報が流出していた調査結果も出ていますし、マルウェアやウイルスの感染リスクも高いです…
対して有料VPNは通信速度も速く、接続の安定性もかなり高いです!
データ容量も無制限ですし、広告ブロック機能がついているVPNもあったりします。
お金がかかること以外は、有料VPNのほうがスペックは高くなりますね!
中国でGoogleを使う時におすすめのVPN3選!
VPNを使えば中国からGoogleを使えるようになるわけですが、VPNにもいろいろありますのでどれを使えばいいのかわからないと思います。
おすすめのVPNを3つ紹介していきますので、自分に合ったVPNを見つけてみてください!
ExpressVPN
まず最初におすすめするのが「ExpressVPN
ExpressVPNのおすすめなポイントをまとめるとこんな感じになります!
- 高速で安定した接続
- 高いセキュリティ
- 使いやすいアプリ
- あらゆるデバイス対応
- 8台まで同時接続可能
ExpressVPNは105カ国にサーバーを持っていて、日本にも複数のサーバーを設置しています。
これにより常に高速で安定した通信をできますので、動画の再生やYouTubeの再生、ネットサーフィンなども遅延なくできます!
それにExpressVPNは1つのアカウントで最大8台のデバイスに同時接続できますので、友だちと共有することもできますよ◎!
またExpressVPNには広告ブロッカーもついていますので、余計な広告を消すことも可能。
広告が邪魔だと感じる場合には、ExpressVPNがおすすめです!
現在ExpressVPNを契約すると、特別割引が適用されます!
特別割引の内容としては、こんな感じです
- 48~61%OFF
- 3ヶ月~4ヶ月分無料
またどのプランを契約した場合でも「holiday.com」のeSIMがついてきますので、通信制限に悩んでいる方や電話番号を2つ持ちたい方にはおすすめですね!




ExpressVPNには7日間の無料体験がありますので、VPNがどんなものなのか気になる場合にはとりあえず7日間だけ使ってみるのがおすすめ!
またExpressVPNには30日間の返金保証も用意されていますので、万が一7日目以降に解約したい場合には、返金申請をすれば支払った全額を取り戻せます。
NordVPN
つぎにおすすめするVPNは「NordVPN
NordVPNがおすすめな理由をまとめるとこんな感じ!
- 豊富なサーバー数
- 高いセキュリティ
- 簡単に使える
- マルチデバイス対応
- 10台まで同時接続可能
NordVPNは軍事レベルの暗号化技術を使っているので、データの漏洩やハッキングを防げます。
またノーログポリシーを採用しているので、ユーザーのオンライン活動も記録されないんですね!
それにNordVPNはユーザーフレンドリーなサービスとなっているので、初心者でもかんたんに設定・使用できます!




ちなみにNordVPNは10台まで同時接続ができますので、友だちや家族とシェアすることもできます。
コスパ良くVPNを使いたいなら、1人が契約してほかの人とシェアするといいですよ!
現在NordVPNでは期間限定クーポンを配布中!
期間限定クーポンの内容としては、契約した期間に+6ヶ月されるというもの!
ただクーポンが適用されるのはプラスプランとコンプリートプランの2年契約をした場合のみです。
ふつうに使う人であればベーシックプランで十分ですので、今回のクーポンは適応されない方が多いと思います!
コンプリート | プラス | ベーシック | |
1年プラン | 1,110円/月 | 950円/月 | 790円/月 |
2年プラン | 860円/月(+6ヶ月) | 700円/月(+6ヶ月) | 540円/月 |
なお30日間の返金保証も有効ですので、お試しで使いたい方にもおすすめです!
Cyber Ghost
最後におすすめするのが「Cyber Ghost」です!
Cyber Ghostの特徴もまとめておきますね!
- 9300以上ものサーバー数
- 強力なセキュリティ
- ユーザーフレンドリーなアプリ
- マルチプラットフォーム対応
- コスパが良い
- 7台まで同時接続可能
CyberGhostは世界中に9300以上のサーバーを持っていて、日本にも複数のサーバーを設置しています。
ですので海外から日本のサーバーにつなげることもできますし、通信速度も問題ありません!
それにCyber Ghostはコスパも良いので、長期的にVPNを使いたい方にもおすすめですね♪
Cyber Ghostでは現在、2年プランのみ割引を行っています!
それぞれのプランの月額料金をまとめておきますね!
1ヶ月プラン | 1,790円/月 |
6ヶ月プラン | 1,000円/月 |
2年プラン (+2ヶ月分無料) |
320円/月(82%割引) |




Cyber Ghostには無料体験がありまして、↓のようにデバイスによって体験期間は変わります!
Windows | 24時間 |
macOS | 24時間 |
Android | 3日間 |
iOS | 7日間 |
またCyber Ghostには30日間の返金保証も用意されていますので、万が一無料体験以降に解約したい場合には、返金申請をすれば支払った全額を取り戻せます。
中国でGoogleを使えない時の代わりのサービス
中国でGoogleの代わりとなるサービスは「百度(Baidu)」です!
百度は2000年に百度公司(Baidu, Inc.)によって創業されたIT企業で、中国最大の検索エンジンをもっています。
最近はAIにかなり力を入れていて、音声認識エンジン「DuerOS」や自動運転車向けプラットフォーム「Apollo」を開発するなど、AIやIoTの分野でも最先端をいっている企業です!



百度はGoogleのように下記のサービスを運営していますので、ふだんGoogleのサービスを使っている人はほとんど百度で代替できるはずです!
百度地図 | 中国版Googleマップ |
百度翻訳 | 中国版Google翻訳 |
百度雲 | クラウドストレージ |
百度百科 | 中国版Wikipedia |
百度贴吧 | 掲示板サービス |
ちなみに百度検索はほとんどGoogle検索とおなじ使い方ですので、使い方にまようことはないと思います!
ただ中国の検索エンジンということもあって日本の記事にはアクセスしづらいので、日本の情報をさがしている場合にはすこし使いづらいかもです…
Google検索の代わりならほかにもある!
Google全般のサービスではなくGoogle検索の代わりをさがしている場合には、ほかにも選択肢はいくつかあります!
Google検索の代わりとなるようなサービスを、まとめて紹介しておきますね!
【Bing】
Microsoftが開発した検索エンジン。自然言語理解と画像検索に強みを持ち、近年はOpenAIの技術を取り入れた「Bing Chat」で対話型検索にも対応している。
【goo】
NTTレゾナントが運営するポータルサイト兼検索エンジン。独自の日本語検索技術に強みを持ち、教育・辞書サービスとの連携や、時事ニュースとの親和性が高い。
【@nifty】
富士通系列のプロバイダ「@nifty」が運営していた検索サービス。かつては独自のディレクトリ型検索やニュース連携を特徴としていたが、現在はGoogleベースの検索機能に移行。
【OCN】
NTTコミュニケーションズが提供するプロバイダ「OCN」に付随した検索サービス。自社ポータルサイト内で検索機能を提供していたが、外部検索エンジンとの連携を強める形で変遷。
【NAVER】
韓国最大手のポータル&検索サービス。検索結果に自社コンテンツ(ブログ、知識共有、ニュースなど)を重視する独自設計が特徴。日本でも「NAVERまとめ」などで知られる。
【百度(Baidu)】
中国最大の検索エンジン。中国語に最適化された検索技術と政府規制への対応を両立しつつ、AI・自動運転・クラウドなど多方面に事業展開するテクノロジー企業。
【YANDEX】
ロシア最大の検索エンジン兼テック企業。ロシア語特有の言語構造に対応した高精度な検索技術を持ち、検索だけでなく、地図、音声アシスタント、自動運転など広範なサービスを展開。



中国でGoogleを使えない時はどうするべき?
この記事で紹介したやり方があんまりしっくりこなかった人のために、別の対処法もいくつか紹介しておきますね!
中国の人に相談してみる!
現地の人に相談してみると、私たちが知らないような解決策を知ってるかも!
というわけで、中国でもGoogleを使う方法を中国の人に聞いてみるのもアリだと思います。



ただ中国の人に相談するなら、まずは英語か中国語を話せないとダメですよね。
日本語を話せる中国人に出会えればラッキーですが、そううまくいくとも限りませんので…
中国でも十分にコミュニケーションを取れるなら、一度挑戦してみる価値はあると思います!
香港やマカオに行った時に使う
中国旅行を計画していると、ほとんどの場合は香港も旅先に設定していると思います。
なので香港に行ったときに、いままで使えなかった分Googleで検索するのもいいと思います。



ちなみに香港やマカオではGoogleなどの世界的に使われているアプリは使えますが、TVerやU-NEXTみたいな日本でしか使われてないアプリは使えないままです。
これはさっき言ったとおり、日本のアプリには地域制限(ジオブロック)がかかってるからですね。
単純にジオブロックに引っかかっているアプリは海外のどこにいても使えないので、日本のアプリも使えるようにしたいなら、結局のところVPNが必要になってきます。
気になることは日本に帰ってから調べる…
旅行中に気になることはどうにかして情報収集したほうがいいと思いますが、どうでもいいことは日本に帰ってから調べるんでいいと思います。
べつに「あの有名人の名前ってなんだっけ?」みたいな疑問を中国で解決しなくちゃいけないわけではないと思いますのでw
思うように観光できなくなるくらいならGoogleを使えるようにしたほうがいいと思いますが、下調べをしっかりしていてあんまり検索することがないなら、中国旅行中はGoogleを使わないというのも手ですよ!
中国版のGoogleで検索してみる!
思い切ってGoogleを使うのをあきらめて、中国版のGoogleで検索してみるのもおもしろいかも。
中国ではX(Twitter)とかGoogleを使えないので、その代わりとなるようなアプリが用意されています。
ちなみにGoogleの代わりと言われているのは「百度(Baidu)」というアプリですね!
実際の使い方から画面までGoogleそっくりなので、Googleを使えてる人なら中国語がわからなくてもある程度は使えるはず。
検索結果は中国のサイトばかりですが、旅行に必要な情報くらいは手に入ると思います!
VPNに接続しても中国でGoogleを使えない原因・解決策
なかにはVPNに接続しても、うまく中国でGoogleを使えない場合もあるかと思います。
よくある原因と、その解決策を紹介していきますので、VPNを使っているのにGoogleを使えない場合にはチェックしてみてください!
VPNが中国政府にブロックされている
一番多い原因は、使っているVPNが中国政府にブロックされているケースです。
利用者の多いVPNだと、すでに中国政府にアクセスをブロックされていることもあります!
たとえば無料VPNで有名な「TunnelBear」を使っても、中国のGFWや地域制限は回避できません。
これは中国政府にTunnelBearのIPアドレスがブロックされているからでして、ほかのVPNであれば地域制限を回避できます。
このようにVPNによっては対策されているサービスもありますので、中国でGoogleを使えない場合には別のVPNを使ってみるのがおすすめです!
サーバーが中国政府にブロックされている
VPN自体は規制されていないけど、特定のサーバー(特定のIPアドレス)だけが中国政府にブロックされているケースもあります!
この場合サーバーを入れ替えればネット規制を回避できますので、日本に設置されている別のサーバーに接続してみるのもおすすめです!



ブラウザにキャッシュが残っている
ブラウザにはキャッシュを保存する機能がありまして、短期間におなじサイトにアクセスすると、前回使用したサイトデータをそのまま流用します。



VPNに接続していない状態でGoogleにアクセスすると、GFWや地域制限に引っかかったサイトデータがキャッシュに保存されます。
そのためVPNに接続しても前回のサイトデータが使われますので、ネット規制を回避できていないと判断されてしまいます。
一度アクセスをブロックされてしまった場合には、ブラウザのキャッシュを削除するのがおすすめです!
キャッシュが原因であれば、キャッシュを削除したあとVPNに接続すれば、問題なくGoogleを使えるはずですので!
またブラウザを変えるのもおすすめです!
ブラウザを変えればキャッシュが保存されている心配はありませんので、VPNを使えばネット規制を回避できます。
人気のブラウザをまとめておきますので、別のブラウザを使いたい場合には参考にしてみてください!
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Firefox
- Brave
- Bing
中国でGoogleを使えない時によくある質問
中国でGoogleを使えないときによくある質問におこたえしていきます!
気になる内容があれば、ぜひチェックしてみてくださいね♪
中国でVPNを使うのは違法?
中国でVPNを使うのは、ほとんどの場合で中国の法律に違反してしまうので注意が必要です。
中国の法律には国際ネットワークにアクセスする際の規定として、「中華人民共和国計算机信息網絡国際聯網管理暫行規定 第6条」にて下記のように書かれています。
国際ネットワークに直接接続するコンピューターネットワークは、郵政部門の全国公衆電気通信網が提供する国際出入口経路を利用しなければならない



この記事で紹介しているExpressVPNやNordVPNは中国が許可しているサービスではありませんので、中国で使うと違法になってしまいます。
ただ「中国でVPNの利用は違法なのか再考する」の記事にも書かれていますが、観光客がVPNを使って逮捕されたという事例は聞いたことがありません。
中国政府を批判するような行為はせず、日本にいるときとおなじようにスマホを使っていれば逮捕されるリスクは低いと思いますので、ぶっちゃけそれほどおびえる必要はないと思います!
危険を回避したい方はVPNは使わないほうがいいと思いますので、VPNを使うかは自己判断でお願いします!
Googleを使うのに無料のVPNでも平気?
VPNには無料のものもありますが、個人的には無料のVPNはおすすめしません!
理由は下記のとおりです。
- 通信速度がおそい
- セキュリティリスクが高い
- プライバシー侵害のリスクが高い
- サービス側に対策されていることが多い
無料VPNは無料で使えるサービスですので、有料VPNにくらべて通信速度がおそいです。
実際に無料VPNの通信速度を測ってみたところ、3.72Mbpsでした。
それぞれの作業ごとに必要な通信速度はつぎのような感じですので、無料VPNだとすこし力不足ですね…
メールやSNSのメッセージ受信 | 128Kbps〜1Mbps |
WebサイトやSNSの閲覧 | 1Mbps〜10Mbps |
動画視聴(YouTubeなど) | 3Mbps〜25Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps〜100Mbps |
また無料VPNは実態のわからない企業が運営していることも多く、セキュリティリスクがかなり高いです!
無料VPNを利用した場合のセキュリティリスクとしては、下記のようなものがあげられます。
- ハッキング
- データ漏洩
- マルウェア感染
セキュリティ性が低ければ、もちろん個人情報やクレジットカード情報も流出してしまいます。
実際にオーストラリアの研究によると、無料VPNの84%で個人情報が流出していたとか…
【プライバシー侵害の危険性】
- 迷惑電話が増える
- クレジットカードを不正に利用される
- 個人情報が広告主や第三者に売却される
それに無料VPNは利用者が多いので、サービス側に対策されていることが多いです!
無料VPNだとアクセスをブロックされてしまいますので、本来の目的である地域制限の回避もできない可能性が高いですね。
無料VPNは通信速度がおそくリスクの高いサービスですので、わたしとしては使うことをおすすめしませんね…
Googleの使用中もVPNとは接続しておくべき?
VPNと接続してGoogleを使い始めたら、アプリを使っているあいだはVPNとの接続は切っちゃダメです。
VPNとの接続を切ると、すぐGFWや地域制限に引っかかってアプリを使えなくなってしまいますので…。
VPNを使えばほかのアプリも使えるようになる?
もちろん、Google以外のほかのアプリも使えるようになります!
VPNを使えば中国にいても日本国内でアクセスしているように振る舞えるので、Googleにかぎらずどのアプリも使えるようになります。
たとえば日本の銀行やショッピングサイトにアクセスすることもできますね!
VPNを使えば日本にいるときと同じような生活ができると考えておけばOKですよ!
VPNに接続すると通信速度は落ちる?
VPNに接続すると、通信速度が落ちる可能性はあります!
VPNの通信速度は、サーバーとの物理的な距離やサーバーへの負荷によって変わってきます。
またVPNに接続すると通信を暗号化したりデータの転送プロセスが複雑になりますので、その分遅延も大きくなります。



できるだけ通信速度を速くしたい場合には、通信速度の速いVPNをえらぶといいです!
たとえばExpressVPNはゲームでも使われるようなVPNですので、ほかのVPNよりも通信ラグを減らせます。
もし通信速度の速いVPNを使っても遅延が起きてしまう場合には、下記の対策をするのがおすすめです!
- 別のサーバーを使う
- プロトコルを変更する
利用者のすくないサーバーに接続すれば通信速度は速くなりますので、一度別のサーバーに接続してみるといいです!
またVPNのプロトコルを「OpenVPN」や「WireGuard」などに切り替えれば、接続が安定することもあります。
筑波大学のVPN「VPN Gate」を使ってもいい?
中国でGoogleを使う際に、筑波大学のVPN「VPN Gate」を使うのはあまりおすすめではありません!
おもな理由は下記の2つですね。
- 通信速度がおそい
- データログが保存される
筑波大学のVPNはボランティアによって運営されていることもあり、通信速度がおそいです。
Googleを使う際も検索結果がなかなか表示されませんし、サイトをひらくのにもけっこう時間がかかります。
また筑波大学のVPNはサーバーごとに通信ログの保存期間が異なります。
ほとんどのサーバーは2週間データログを保存する設定になっていますので、データが残る分情報漏洩のリスクが高いです!
VPN Gate を経由した通信はログに記録されていますか?
記録されている場合と、記録されていない場合とがあります。VPN Gate の各 VPN サーバーの管理者のポリシーによって異なります。管理者が設定しているログポリシーについては、公開 VPN 中継サーバー一覧のページに表示されています。
中国でGoogleを使うためにVPN Gateを使ってもいいと思いますが、通信速度やセキュリティの品質は低いと把握しておきましょう!
中国でGoogleを使えない時の解決策まとめ!
中国ではGoogleを使えませんが、VPNを使えばその悩みともおサラバです。
短期旅行なら無料でVPNを使うこともできますので、けっこうおすすめですよ!
中国は私も行ったことがあるのでわかりますが、食べものから観光地までホントに楽しいですよね!!


